かなりあ少年少女合唱団

かなりあ少年少女合唱団

本番まであと1ヶ月を切ったある日の練習。
けれど、「こどもの四季」の練習がなかなかうまくいきません。
マイ先生は焦りはじめました;;子どもたちにとっては初めての大曲。

練習はしていたけれど、まだまだ経験の浅い彼らです。
この曲は結構難しく、予想以上に時間がかかりました。


ああ、だから、、、もっともっと、もっと計画的な準備が必要だった~・・・と後悔してみても、もう時間は返ってきません。チラシにも載せちゃったからやらないわけにいかないし、やるといったものをやめるなんて、ありえない。そもそも、これをコンサートでやりたい!そう思ったから決めたのに、出来ないからって諦めるなんて、もっともっとありえない・・・そう思っていましたが、残りの練習は限られているし、全員揃うこともなかなかない。ああもう夜も眠れない~・・・

一人悶々とする日々でしたが、しかし、子供たちはというと余裕の表情。

「歌えてないのに、この余裕はなんだ!?」そう思った時に気づきました。
「そうか、私が焦ってること伝えてないからだ!」

一緒に出るんだから共有しなきゃ。そんな基本的なことに気づきました。
で、その日の練習の時、みんなに伝えました。

マイ「え~、、、みなさんにご報告があります。」
こども「(??なんだなんだ?という顔)」

マイ「コンサートまで1ヶ月ですが、、、子どもの四季が、、、間に合っていません。」

「先生はこの曲をみんなとやりたくて、これまでも練習してきたけど、ここまできて、もしかしたら間に合わないかも、、、ということに気づきました。この曲は大変なのはわかっていたんだから、もっともっと計画をたててしっかりやらないといけなかったのに、先生の計画はまだまだ甘かったので、、、、実はこの曲はみんなはほかの曲に比べて全然歌えていません。え~・・こういう状態を「先生の指導力不足」といいます」

こども「(フムフムと、真剣な顔)」

マイ「そうなってしまったのは、ひとえに、先生の計画が甘かったこと、力が足りなかったこと、、これにつきます。要するに先生の責任です。だから、謝ります、ごめんなさい。

でも、そのことを、先生は自分一人でなんとかしようとしていました。
でもね、それは違う、てことに昨日気づいたの。だって、先生一人でコンサートやるわけじゃないもんね。
歌うのはみんなだし、私達は同じ舞台を作る仲間だもんね。なので、困ってるならみんなに早くちゃんと報告しないといけなかった、て。・・・なので、みんなに相談です。子どもの四季は、やらないわけにはいかない。でも今のままじゃ間に合わない。どうしたらいいかな?今頃頼りなくてごめん、先生を助けてください」

すると、その日の休憩後、高学年を中心にしたこどもたちが、

こども「先生、ちょっと、みんなでなんとかしようって相談したよ。で、ちょっと相談だけどさ、コンサートまでの合唱団の練習日、決まってるけど、お部屋は何時から使えるの」

と言ってきました。こんな風に、彼らが自分たちで練習のことやお部屋について聞いてきたことははじめてだったので、ちょっとびっくりしました。

マイ「この日は9時から使えるよ」
こども「あと、先生、来れる日ある?むりだったらさ、合唱団の練習の日、9時半からとかこれない?」
マイ「来るよ。一人でも来るんなら都合つけるよ」
こども「じゃあ、きまり。この日は9時半からの練習にしよう。みんな来れる?来れる人でいいから。
先生、お休みの人に言っといてくれる?」
マイ「うん、メールしとくよ」
こども「練習時間はそれで、あとは、、、レッスンの時、注意しとくことみんなで出してまとめてみた。
これをみんなでもっとちゃんと守るよ。練習ももっとウチでもやるよ」

そこには普段から私が言っていることが箇条書きにまとめてありました。ものの15分ほどの出来事。実質的には練習時間が少し増えた、というだけのことなのですが、彼らが自分たちで考えてくれたこと。その後の練習への取り組み姿勢が変わってきたこと。それが一番うれしく感じました。そんな、次の休憩時間。ある子が私のところへきて

こども「先生も大変だよね」
マイ「;;いや~そうなのよ、コンサートの準備さ、いろいろあるしさ。他の仕事もあるしさ、それにさ、ホラ、先生って慌てものの忘れものだしさ、やることも遅いでしょう?」
こども「うん」(先日も服を裏返しにしていたのを彼らに指摘されたばかり)
マイ「計画たてて、きっちり何かをするって、難しいよね。。。(これについては、以前その子と「いかに忘れ物をせず、人に迷惑をかけず、段取り良く生活するか」について、こちらは大人の立場で、あちらは子どもの立場で意見を出し合い話し合ったばかり。)

こども「だよね~」
マイ「先生はさ、正直、、ちょっと自信を持ってできることって、歌うことだけなのよね・・・
まあ、上手いか下手かはおいといてもさ、、小さい頃からね、、」

音楽活動は(多分一握りのトップ演奏家をのぞく多くの演奏家は)自身の演奏以上に、その他の仕事は多く、そこへのエネルギーが必要で。そこへの苦手意識は感じてもそこでの失敗は許されないと、苦手だからこそ、そこへ演奏以上のエネルギー注いでなんとかこなしているのかも。。。。(こなせてないけど)
でも、仕事ってそういうことだよね、、分かってはいるけどね、、、
そんな生活の中の、、愚痴のようなものがおもわずポロり。
そしたら彼女は

「いいじゃん、それで。それが先生でしょ。先生らしくっていいと思うよ」

歌う私で私らしい。それでいいんだよ、と。
「それでいいんだよ」とはよく私が彼らにいうことですが、、彼らからいってくれるなんて。

力がちょっと抜けました。なんだか、こどもたちに励ましてもらったような。
私が思っている以上に彼らは頼りになり、いろんなことを見て感じて「知って」いる。

いつもそう思っているけれど、それを実感できたその日の練習でした。
もっともっと、彼らを頼りにしよう。そう思いました。

さあ、そんな「子どもの四季」です。どうなることやら、、
でも彼らと一緒に、「今この時」のありのままの合唱団を見ていただけたらと思います。

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にじいろの歌声4

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